CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
アベニューQ


2004年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞を受賞した『アベニューQ』は、パペットとヒトが繰り広げるオトナのセサミ・ストリート。大学を卒業してアベニューQのボロアパートに引っ越してきた主人公(パペット)とその仲間たちが「誰もがちょっとは人種差別主義者」「他人の不幸は蜜の味」「愛するほどに殺したい」「インターネットはポルノのためにある」といった悪意(あるいは真理)を受け入れながら人生の目的を自問していく、かなり良く出来た痛快青春コメディ。放送禁止用語やゲイ・人種差別ジョーク、さらには歌一曲分使って繰り広げられるパペット同士の激しいセックス・シーンが盛り込まれていたりするので、チケット販売サイトには「子供には見せないでください」と注意書きがあったりする。

就職もせず、学生時代に戻りたいと思い、結婚を面倒くさいと感じ、自分がなにをやりたいのか分からずに悶々とする主人公の姿をみて、こうした悩みは日米共通なんだなと思ったりした。
| アメリカ先物買い | 19:16 | comments(0) | trackbacks(7) |
Fear and Trembling (畏れ慄いて)


Fear and Trembling 公式サイト

ニューヨークで単館上映されている、「ガイジンから見た不思議の国ニッポン」を描いた2002年のフランス映画。日本の大手商社に就職した若いベルギー人女性アメリーは、コピー取りとお茶くみに明け暮れる体育会系縦社会に満足できず、他部署の仕事を自主的に手伝ってしまう。彼女の直属の女性上司である森吹雪は頭上外交されたことに逆上し、アメリーに次から次へと屈辱的な試練を与えて貶める。けなげに奮闘するアメリーに、いつしか吹雪に対する同性愛とマゾヒズムの入り混じった感情が芽生え。。。というコメディ。

実話に基づいたフランスのベストセラー小説『畏れ慄いて』の映画化ということで、日本の企業文化や男尊女卑傾向がかなり誇張された形で描かれているので、これ見て怒る日本人もいるかもしれない。と思って米アマゾンのブック・レビューを見たら本当に怒ってる日本人がいたよ。

そうしたありがちな文化摩擦描写よりも、僕はむしろ森吹雪というキャラクターのほうが気になった。美人で有能な彼女が実在の人物だったとしたら、後輩がちょっと手柄をたてただけでそんなに突然キレるのか?と。でもこの映画の舞台は1990〜1991年の日本だということに気づき、だったらあり得ない話じゃないなと思い直した。

1985年に男女雇用機会均等法が施行されてからまだ間もない頃に入社したであろう彼女は、いわゆる女性総合職第一世代。しかも典型的な男社会だった当時の総合商社に就職したとあれば、吹雪が体験していたストレスはギガバイト級だったことは想像に難くない。必死に肩肘張っていた「未来の負け犬」だったわけだ(吹雪はアメリーの帰国後も独身を続ける)。会社の先輩でキャラがそっくりの人がいるのを思い出した。

1991年といえば『東京ラブストーリー』。帰国子女キャリアの赤名リカはアメリー的な外人視点と吹雪的なキャリア視点の両方を持ったキャラクターだった。ああいう目を吊り上げてバリバリ働く肩パット系キャリアウーマンという生き方は、その後のバブル崩壊と女性総合職増加によって必ずしも理想とはされなくなっていくので、吹雪のような女性社員を今見ると結構違和感があるわけだ。そういえばバブル当時のダイエット・コークのCMはスーツを着たキャリアウーマンの仕事風景を描いていたけど、ここ数年のダイエット・コークCMは体を露出したお色気系だ。10年ちょっとでいろいろ変わるもんだな。

最後に少しだけネタバレ注意。記憶に残ったシーンについて。劇中でアメリーと吹雪の抗争がピークに達したとき、唐突に『戦場のメリークリスマス』のBGMが流れ始め、坂本龍一がデビッド・ボウイの髪の毛を切るシーンが挿入される。そしてアメリーが「私たちは『戦場のメリークリスマス』みたいね。私がデビッド・ボウイで、あなたが坂本龍一よ。あの映画を見たことある?」と呟き、それに対して吹雪が「あるわ。音楽は良かったけど話がメチャメチャだったのが残念だったわ」と返す。あの映画に対する日本とフランスの文化摩擦が垣間見えて笑った。
| アメリカ先物買い | 10:34 | comments(6) | trackbacks(19) |
Desperate Housewives


NEWSWEEK 最新号は超人気ドラマ Desperate Housewives (デスパレット・ハウスワイヴズ)特集。借金で追い詰められたdesperateな作者が書いた原作は当初どこのテレビ局にも買われず、十年以上ヒットドラマを生み出せずに藁をもすがる思いだったdesperateなABCがやっと買ってくれた、というプロジェクトX的な裏話が載っている。昨日はニューヨーク・タイムズで「大統領選挙ではモラルが争点になったのに、なぜアメリカ人は反モラル的な Desperate Housewives を見るのか」なんていう記事が一面に載ってたりして、このドラマは完全に社会現象化している。

ちなみに僕のお気に入り主婦は番組中でセミヌードも披露したテリ・ハッチャー39歳(表紙の真ん中に立っている人)。こっちに来てから自分のストライクゾーンは確実に広がった。
| アメリカ先物買い | 03:32 | comments(5) | trackbacks(0) |
THE ORGAN / Grab Thet Gun


一部で「女スミス」と騒がれているカナダの女性5人組新人バンド、オルガンのファースト・アルバム。確かに全体的にスミスっぽいけれど、よく聴くとボーカルはスージー・スー的な低温歌唱だしサウンドはネオサイケと呼ばれていた頃のキュアー節。マイナー調のメロディー、軽快なカッティング・ギター、物悲しく響くチープなオルガン、つまり冷凍保存されていた80年代王道ニューウェーヴを解凍したような音。最高だ。若そうに見えるのにこんな音を出せるなんて、この女達の親の顔が見てみたい。
| アメリカ先物買い | 14:19 | comments(7) | trackbacks(42) |
アソビ・セクス


興味本位で見に行ったASOBI SEKSU (アソビ・セクス)のライヴが結構良かった。バンド名とルックスは完全に予備校ロックなんだけど、音は心地良い轟音シューゲイザー。ボーカル兼キーボードが小柄な日本人女性で、歌詞が全部日本語の曲とかあって面白い。秋葉原を歩いてそうな感じのギタリストが手首だけ三倍速でノイズギターをかき鳴らす姿も素敵だ。

喩えるならスロウダイヴmeetsアマリリス、あるいはライドfeaturing泯比沙子withクリナメンという感じ(ヒサコのヒの字を忘れたので比で代用)。でもそう書くと薦めているように見えないだろうから、マイ・ブラディ・バレンタインやソニック・ユースの名前も挙げておきたい。トルネード竜巻にもちょっと近い。公式サイトで聴ける音源では一曲目の I'm happy but you don't love me がお勧め。ライヴでは全体的にもっとスピード感があった。

地元ニューヨークでは結構人気があるらしく、観客の歓声も多かった。ラヴ・サケデリコみたいにルックスを隠して売り出せば、うまくいけばアメリカでUTADAよりは売れるかもしれない。

ルックスで思い出したけど、ヤー・ヤー・ヤーズのボーカルの女性は、よく見るとマリリン・マンソンにそっくりだ。
| アメリカ先物買い | 06:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
負け犬ブームの終わり


『ブリジット・ジョーンズ きれそうなわたしの12カ月』を観た。滝沢乃南をも凌駕する樽ドル状態のレニー・樽ウィガーがとにかくかわいくて惚れる。ラブコメ映画としても普通に面白い出来。僕が観たのは上映初日、金曜の夕方だったんだけど、明らかに仕事をさぼってきたと思われるビジネスマンやビジネスウーマンで映画館は大盛況。上映後は拍手も起こった。

酒井順子の本で<負け犬>の象徴の一人とされたブリジット・ジョーンズの物語は、結局誰もが望んだような(?)予想通りのハッピーエンドで幕を閉じる(激やせしたレニーが引退する可能性も噂されているので、たぶん続編はもう作られない)。そしてこれまた象徴の一人とされた紀宮さまが婚約。さらに<おひとりさま>なんていう無害で無意味な言葉に乗っ取られはじめたとあって、負け犬ブームもそろそろ潮時だ。

たとえば僕の周囲では、人口のボリュームゾーンである所謂「団塊ジュニア世代」の女友達が30歳を過ぎてから続々と結婚しはじめているから、結婚件数や出生率は近い将来下がり止まるような気がしている。勘だけど。

多くの負け犬が結婚して妻となることで、負け犬ブームはいずれ終わる。あとは酒井順子本人と藤原紀香が結婚すれば終わる。じゃあその次は? 僕は負け犬ブームの次は禁断の妻ブーム、略して禁妻ブームがくると思っている。

アメリカでは、秋から放映されはじめた『Desperate Housewives』というTVドラマが大ヒットしている。郊外に住む、理想の主婦と思われていた一人の完璧な主婦が、ある日突然拳銃自殺。彼女の親友だった四人の主婦たちが自殺の原因を探りはじめるものの、四人にもそれぞれ人には言えない秘密があって(夫婦関係や子育ての悩み、不倫、片思い、ドラッグ。。。)、と書くと本格ミステリーっぽいけれど、実際は毎週のようにお笑いやファッションやエロが楽しめるブラックコメディだ。いってみれば気楽で洒落たツイン・ピークスみたいな感じで、人気があるのもわかる。

もともと主婦はテレビ視聴の中心層なので、流行語にもなっている"Desperate Housewives"の大人気を受けて、日本のテレビ局もどこかが必ずこの潮流に追随するような気がしている。そしてその最右翼はかつて『金曜日の妻たちへ』で一発当てたTBSのような気がしてならない。勘だけど。

既に雑誌の世界では、結婚してようがしてまいが遊び続けていいんだっていうメッセージのギャル雑誌が続々創刊されているし、『STORY』や『VERY』のようなきれいごとの主婦生活ではなく、もっと主婦(元負け犬)の禁断の裏側にスポットライトを当てた言説やエンターテイメントが近い将来氾濫する、としたらどうですかお父さん。
| アメリカ先物買い | 14:28 | comments(2) | trackbacks(150) |
The Grudge
サラ・ミシェル・ゲラー主演のアメリカ版『呪怨』。日本の『呪怨』は未見なので比較は出来ないけれど、これはちょっとどうかと思った。

おどろおどろしいムードを作ることには成功しているものの、物語の中身がスカスカ。カヤコが怨霊になった過程に深みが無いので、単に観客を驚かせるだけのお化け屋敷映画になっている。怪談(和製ホラー)の醍醐味は呪いの背景の説得力だと思う僕としては、どうにも物足りない。

肝心の恐怖シーンも、『リング』通過後の観客にとっては新鮮味が無いものが多い。あと、サラ以外の登場人物が犠牲になるシーンが続くので、彼女の出番が意外と少ないのも残念。一生懸命日本語をしゃべるサラはかわいいんだけど。。。

恐怖シーンが終わるごとに場内からは失笑が聞こた。ひょっとしたら日本人が『怪談異人幽霊』(大蔵映画)に感じるようなおかしさを一部のアメリカ人も感じたのかもしれない。異国人に呪われてもなあ、っていう。上映終了後は若干のブーイングも。雑誌や新聞からの評価も高くない。サラ人気+サム・ライミのネーム・ヴァリューでボックスオフィス初登場第一位は固いものの、ロングヒットは難しそう。

『リング』続編の予告編も上映されていたけど、このぶんだと日本ホラー・ブームは一過性のものに終わるとみた。

| アメリカ先物買い | 02:45 | comments(3) | trackbacks(2) |
| 1/2PAGES | >>